肺がん、胃がんと比べて日本人の大腸がんの認識度はいまいちです。これまでガンといえぱ日本では、胃ガン、肺ガン、乳ガン、子宮ガンなどが有名で、どちらかといえぱ大腸ガン、直腸ガンなどは影のうすい存在でした。
ところが、そうした認識はもう時代遅れとなり、欧米では肺がんに次いで多いのが大腸ガン。日本人の食生活が欧米先進国並に豊かになり、肉食、高脂肪食がふえたため、それに伴う病気もそれについて回る結果となってしまいました。
日本では、大腸がんの認識度が低いためか、「便秘で大腸がんになりやすい」ということも、あまり知られていないのが現状です。それどころか、便秘に対しての誤解も多く、その対策に至ってはまだまだ見直してみるところがたくさんあります。
高血圧、心臓病、ガンは現代の三大成人病といわれていますが、なかでも、ガン死のうちの大腸ガンの死亡率は、昭和58年には終戦直後の約2倍、今現在では数倍にまで膨れあがってしまったのではないでしょうか。
まさに、食生活の豊かさが仇となっているわけです。そして、この大腸ガンと便秘とが切っても切れない関係にあるのですから、便秘で悩んでいる方はゆだんできません。
なぜ便秘が大腸ガンの原因に?
厳密にはいろいろ複雑なしくみがあるようですが、ここでは簡単に説明しましょう。腸の中の細菌叢(細菌たちの集団)が、便秘によって正常なはたらきをしなくなり、脂肪の消化のために分泌された胆汁酸が本来の働きをせずに、[発ガン物質]を発生させてしまうからです。
この[発ガン物質]がすぐに体外へ排泄されず、いつまでも腸の中に止まっていると、腸壁を刺激し続けるため、ガンが生じやすくなるのです。
たとえ、発ガン物質が発生したとしても、それをすぐに排泄することができれば、その影響は極力少なくて済むのですが・・・
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