集中内観 体験報告 NO.147

内観参加させていただきありがとうございました。私の育った家はゴミだらけでした。
祖母と母はうまくいっておらず、間に入れる父は最初から逃げてました。
祖母は母の悪口を私に聞かせ、母は祖母や父への不平を私に聞かせ、父はほとんど家庭から逃げていました。
父は家に居場所がなく家を出て消息を絶ってしまったり、結局うつ病とアルコール中毒になって亡くなる数年前に家に戻ってきました。


療養しているというより自滅して死に突き進んで行っているのです。
私は直視することができませんでした。父親だから尚更認められなかったのです。
その姿はみっともなくて汚くて、ものすごい目で世の中をみていました。
私は自分の存在をずっと否定していました。


無感情になり、平気だと装ってその家庭で生きて来ました。
なぜ私はこの世に生まれたのか本当に分からなかったのです。
父は破壊的なエネルギーを持っていました。他人に向かって行くのではなく自分自身を破壊して行くとてもネガティブなエネルギーです。


私自身にそれがあるのをもの心ついた時には感じていました。
でもそれを認めることは絶対に出来ないしそれは私にとって恐怖でした。
ずっと蓋をしてきたのです。
私が結婚し出産した数ヵ月後父は亡くなりました。誰にも見取られず病院で一人で亡くなってしまいました。
ショックでした。いったい何のために父は生まれてそして死んでしまったのか。
誰一人父を本当に理解している人はいませんでした。

子育てをしてきて娘が成長してくると同じエネルギーを感じました。
自分には蓋をしてきたけど、娘自体を否定できないししてはいけない。
どうすればいいかと思っているとき内観を知りました。
怖いけどやってみたい、そんな気持ちで申し込みました。

父に対して「逃げるな」、とか、「向き合え、私を認めて」、などという気持ちが沸いてきました。
同時に私も父から逃げ、向き合わず、認めてなかったことがわかり、そうしてあげたかったという気持ちも出てきました。
私は自分の存在を親に認めてほしかったのです。
ただ甘えたい、抱っこされたい、感謝されたい、そうしたら私が存在することが許されるからです。
でも父親が父自身の存在を否定し、自滅していなくなってしまったので、尚更私は自分の存在を許せない。
どちらの気持ちも癒えない。


私の根っこは父と繋がっています。
父も彼のゴミ(ネガティブな根)に向き合い、私も向き合い、小野先生に浄化していただきました。
蓋を開けても怖いものは出てきませんでした。
そして安心が少しずつ体に広がっていきました。


私が怖い、見たくないと蓋をしていたものは私自身が膨らまして大きくしてしまったのかもしれません。
父がそういう生き方をし、そのエネルギーを背負ったことで私のゴミは減った。それがあるから蓋をして見ないように出来た、父が背負ってくれなかったら私もそのゴミにつぶされていたかも。と先生に教えていただいた時にすべて理解できました。


父の存在にもきちんと意味があった事、その存在に自分が守られていたこと、父なりに愛してくれていたんだと。それを理解するのは彼と姿も考え方も似ている私の役目だと。


感謝しかありませんでした。私がそれをわかったことで亡くなった後ですが親孝行できたと思っています。父も自分の存在した意味を受け入れ喜んでいるのが分かりました。同時に私もこの世に存在していいんだとこの上ない安心感で満ちていきました。

余談ですが、内観終了までまだ半日ありましたが、私はどうしてもこのことを母に伝えたくて実家に向かいました。よくは母「あの人は何のために生きてたんやろ・・・理解してくれる人もいなかったし。」と人間として同情していました。


私が感じたことをそのまま母に伝えるとと「あんたが理解したことでお父さんも喜んでるやろうな。
人間としてあの人には同情するけど、自分が受けてきた仕打ちや裏切りや屈辱を思い出したくないし向き合う勇気もないから私は蓋したままだし、やっぱり許すことは出来ない。」といっていました。


そのゴミを消したいと思うのも本人ですから私はそれ以上何も言えませんでした。
誰が悪かったなんてことはないのです。母がいつかそのゴミを出してくれる事を願っています。

私がこの内観で、私自身の存在を肯定できるという一番根本的な部分の安堵を得ました。
ありがとうございました。