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先日も大変、お世話になりました。
内観を受けるのは2度目です。初回は2日間にわたって父親で内観を受けました。 初日は辛いものでした。あくびは止まらないし、眠気はする。そして頭が重くなっ て、何をしているんだろう?と思っていました。
子どもの時のことなんかは、もう済んでしまったことだから、何をいまさら?と 思って、書き出してはいるのですが内容はすかすかです。その時、主人に腹を立てて いたこともあり、面接の山崎さんから「まずはそのことを書き出したら?」と言わ れ、そちらをしました。書いているうちに自分も悪いところがあるから、なんだか申 し訳ないなーって気に少しなりました。
そして再び、父親です。ののしっているだけのような感じで気分はどんどん重く なっていきます。初日はそのまま幕を下ろしました。内観って辛いだけでどうなのか な?っという思いが残りました。
その日は、先生や内観スタッフの方々との 通称=いかさま健康会=という親睦 会が居酒屋さんで開かれ、初めて参加しました。HPで読むばかりの「御柱の瞑想」 や「たまゆらの瞑想」等のやり方をちょっと教わったりして、参加して良かったな〜 と思っていたら、笑いの洪水が起こり、私も酸欠になる位、笑い続けました。あんな に笑ったのは久しぶりです。
2日目です。前日の笑いで何かが緩んだのでしょうか?始めから、すっかり記憶 のかなたに追いやった事柄を思い出しました。あきらめてしまった子どもの件です。 急にふわーっと出てきました。
私は自分が許せず、きっと封印していたのでしょう。面接の時に係りの人にその 子の話をしたいのですが、男の人もいて、ためらわれ、とうとう口に出来ませんでし た。このとき、初めて、その子が忘れられて悲しんでいることを感じました。当時、 私は苦しくて、忘れるのが一番だと思い込んでいたのです。
もう、忘れないから。寂しい思いをさせてごめんね。って声をかけるととてもう れしそうでした。私は泣いてばかりでした。
さて父親です。苦しんで来たことや、どうしてもつけて欲しいけじめがありまし た。書き進めず、頭が重くなったまま、時間がたちます。
別室に行き、小野先生の面接です。そのこだわっていることを思ってごらん。と 言われて、父親にして欲しいけじめを考えると みぞおちあたり黒くて苦いもやもや したのが出てくるのがわかり、胸へと上がってきて詰まったようになりました。 の ど近くにまできています。 「ちょうどいいから口を開けて横になって」と先生に言 われ、そうしますと目を閉じていたので何をしてくれたのかは分からないのですが、 口から先ほどの重たい黒いものが出て行ったようです。起き上がると頭が軽くなって います。
その後も書き出していました。こどもの時のうれしかった記憶とともに感謝の言 葉も出ます。さぁ終了って時に、出てきた言葉がありました。
「お父さんがやっぱり大好き!」です。
なんだ、わたしはこんな簡単なことを言いたくて我慢していたのかと思い、ふい に出てきたその言葉に自分自身が一番驚いてしまいました。今でもこのフレーズを思 うと 私は小さな子どもになっています。父の暑苦しいくらいのぬくもりを思いだし ます。
2回目の内観では母でしました。面接は同じく山崎さんです。素直に前回の話を 出来ました。母は本当に気の毒な境遇で、結婚してからも苦労の連続です。父が家庭 を顧みず、自分の事業と浮気に目が向いていました。浮気相手は心底憎く、これまで にあれほど人を憎んだことはありません。その人に対しても、父の時に一緒に書き出 しをしていました。
こどもが多いのでよく笑い声を上げていた明るい家でしたが、父が荒れると家 の中が暴風地域になり、子どもたちは嵐が過ぎるのを待つばかりです。父が帰ってこ ないとこないで、母は暗い顔をして嘆いていました。生活費すらなかなもらえず、母 は深夜まで働いた時期もありました。
母が我慢してくれたお陰で良かったと思う面と、暗い顔を見続け、いつ離婚す るのだろうという不安な心をずっと抱え、いっそ、離婚してくれたら。と思ったこと もあります。人生はいやな事の連続・・・
きょうだい間の扱いの落差や母の愚痴につきあわされて暗い気持ちになったこ と、結婚や人生に夢を描きにくかったこと。いろいろ不満も出ましたが、でも待て よ。
小野先生のHPを読んで理解していくにつれ、嫌な現象の意味あいが私の中で大 きく変わっていました。その人の身に起こったことは、すべて意味があり、嫌な現象 でもそれが起こったことで何かを浄化していってる。そう思うと、辛いことの多かっ た母の人生は浄化の連続であり、ものすごく幸せに近い人になっているのでは? と 思えました。それに気づいて欲しい。
私は母に、ただ、心から明るく笑ったくれたらそれでいいと強く思いました。母 がずっと笑顔でいることを想像しました。私はとても幸福です。こどもの時から望ん でいたのは母の笑顔。それだけで私は安心し、人生もいいものなような気になりま す。
内観を受けて自分の父母に対する気持ちが変わっていきました。もしかしたら、 底部分にあった気持ちが顔を出しただけかもわかりません。それが分かっただけでも 内観に参加できて良かったと思います。
参加するまでがなかなかでした。今は参加希望の小さなサインを見落とさずに、 つないでくださった岩出さんと先生に感謝しております。本当にありがとうござ います。内観の話となるとどうしても涙が出てきます。