集中内観 体験報告 NO.191

今回の内観は自分のことでやるつもりでした。今回までに母をやり父をしました。
でも、内観が始まってしばらくすると同時に悲しい気持ちがでてきたので、先生
のアドバイスで父のことをしました。

「お父さんに手紙を書いてごらん」とのことでしたので、ほとんど私の側にいな
かった父に、離れてからのことを手紙に書き始めました。
言いたかったこと、伝えたかったことを書いていました。こんなにもたくさんの
ことを話したかったんだと思いました。書いているうちに感情が出てきたのでそ
れも書きました。

次の日も同じように続けました。自分でも気が付かないうちに泣いていて、
ノートにボタボタと涙が落ちてきます。側に父がいないことを「何でもない」
「何ともない」と思ってきたけれど、こんなにも悲しかったのかと自分でも驚く
ほどでした。

また、内観では「本音」が書けるんだと思いました。普段の生活で我慢している
こと、ごまかしていること、適当にしてしまっていること、見栄も虚栄もいい子
になることも何もいりません。辛いけど有難いという不思議な気持ちでした。
書き続けているうちにいろいろなものに対する感謝の気持ちが出てきました。
でも、まだ何か一つ残っている気がしていろいろな角度から自分の心を見つめて
みました。あることにひっかかることに気が付きました。先生にもそこから書く
ようにとアドバイスをいただきました。

書いていきましたが、時間があまりありません。「個人内観にも来ようかな」と
いう考えが頭を掠めましたが、ここであきらめてはいけないと思い直しました。
すると急に問答のような形でノートに言葉を書いていました。
そのうちに「じゃあ、お父さんは私を愛していなかったの?」という言葉
が出ました。答えは「そうじゃない。愛していたんだよ。愛しているんだよ。」
という言葉が出てきました。ああ、そうか、そうだったのかと思いました。
そして次の言葉が出てきました。
「ただ、それは自分の望む形じゃなかっただけだよ」と。
その瞬間、最後に残っていたかたいものが砕けました。

涙が次から次に出て、自分でも信じられないほど泣いた内観でした。
今回、内観を受けてよかったなあと本当に思います。
どうもありがとうございました。