気功師が語る氣の学校/気づきの瞑想~呼吸法

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NO.28 気づきの瞑想

 本日は、ブッタが実践していたと言われている瞑想法の一つをご紹介させて頂きます。いきなり水を差すようで恐縮ですが、私の場合、今は別のことを実践中なので、この瞑想法は、ほとんど、やらなくなってしまいましたが、数年前は、必死にやっていたこともありました。

 仏教の世界では、ある原因がある結果を生み出し、その結果が原因となって、次ぎの結果を生み出してゆく。ということを因果の法則みたいなことを教えていますが、以前、私がお世話になった師は、この瞑想は、このようなことを理解するために在るのですよ。とも、おっしゃっていました。確か?

 ただ、なかなか難しい世界でもあり、よく分からないね~~ というのが、私の正直なところかな。

 私たちは生きている限り、呼吸をします。
 吸って、吐いて、吸って、吐いて、吸って、吐いて、と死ぬまで繰り返します。

 この呼吸にも、原因と、結果の形相が現れています。
 息を吐くことでお腹がへこむ。だから、次ぎの瞬間、息を吸うことができる訳でして、もし、息を吐かなければ、永遠に吸うことはできません。

 吸うという結果は、次ぎの結果である吐き出すことの原因ともなるわけですし、吐き出すという結果は、次ぎの吸うことに繋がります。
 呼吸とは、原因と、結果との連続されたものですよね。

 この呼吸に、意識を集中してみます。
 そして、そのときのお腹の膨らみ、へこみを感じます。

 息を吸うと、お腹が膨らみます。
 息を吐くと、お腹がへこみます。

 ただ、ただ、これを感じ続けます。
 このとき、大切なことは、自分がいま、感じている状態を実況放送します。

 たとえば、息を吸っているときですと、もちろん、お腹が膨らみますから・・・
 お腹に意識を向けて、膨らみを感じながら・・・
 「今、お腹が膨らでいます」と、声を出さなくても結構ですから、いま、自分が感じていることを、心の中で実況放送しながら、ただ、ただ、膨らみを感じ続けます。

 私の場合、「今、お腹が膨らでいます」と、気づきの確認(実況放送をする)をするのでは言葉自体が長すぎるので、簡略化して「へこみ」とだけ、心の中で、実況放送します。

 今度は息を吐きます。
 もちろん、お腹がへこみます。
 そのへこみを感じながら、「へこんでます」、もしくは、「へこみ」と、今現在、自分自身が感じたお腹の状態を、アナウンサーが実況放送するように、意識に気づきを入れならが、息を吐き出すときのお腹のへこみを感じ続けます。

 この実況放送をするという行為がとても大切でして、もし、実況放送がないと気づきの瞑想にはならないよ。ということでした。

 個人的には、面倒だな~~ よく分からないな~~ というのが本音ですが、一応、教えて頂いた方法が、そうだったので、素直にそのままやっていますよ。

 以前は、毎朝、へこみ、膨らみを実践していたのですが、成果の程は、ご想像にお任せします。ガッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハ~~~ と、この際、笑って、ごまかしちゃいましょうね。

 へこみ、膨らみをやっている最中に、雑念が必ずやってきます。
 「へこみ」「膨らみ」「へこみ」「膨らみ」「へこみ」「今日の晩ご飯何にしようかな?」「昨晩はカレーだったから、今日は、鍋がいいかな~~」「鍋と言っても、かに鍋、カキ鍋、何にするか?」「かには高いし・・・・」
 あれ~~~
 気がついてみると、「へこみ」「膨らみ」はどこかに行ってしまって、気づきの瞑想とはまったく、次元の違った内容が頭の中で空回り・・・

 これって、いわゆる雑念ですよね。
 生きている限り、雑念は付き物みたいなものですから、仕方ないにしても。

 こんな時は、いま、自分は、気づきの瞑想とは別のことを考えていたわけですから、「雑念」とか、「妄想」とか、実況放送をすればいいのかな。

 私の場合には、「雑念」と気づきを入れますと、今までの思いの流れ(雑念)が止まって、また、「へこみ」「膨らみ」へ戻れるんですが、もし、戻りにくい場合には、「雑念」と実況放送した後で「戻ります」と言葉を入れてから、「へこみ」「膨らみ」を始めてもいいみたいですよ。