なぜ、今、腸内細菌なのだろうか?
腸内細菌のバランスを整えるには善玉菌を上手に育てるのがこつです。しかし、「悪事千里を走る」と言われるように悪いものは放っておいても自然に広がり、良いものはあえて工夫しないと広がらないのが現状です。
腸の中では悪玉菌が善玉菌の繁殖を押しのけ、勢力範囲を拡大しようとそのチャンスをいつも狙っています。腸内細菌のバランスを整えるには、悪玉菌を退治するというより、善玉菌を増やす工夫が大切です。
善玉菌を減らさないようにね!
★ 工夫水道水について
水道の蛇口をひねればいつでも好きなだけ安全な水が飲める私たちの住む日本は、まさにこの世の楽園です。私は18年前、インドを旅した時、つくづくそう感じました。非常にありがたいことです。
ただ、腸内細菌のことを考えますと、今の水道水には多少問題がありそうです。 消毒のために使われる塩素が、お腹の中にいる善玉菌をも消毒してしまうという皮肉な結果が生まれてしまうのです。
浄水器などを利用し、塩素の含まれていない水を飲みましょう。
★ 食品について
今の食生活は非常に便 利になりました。レトルト風とでもいいましょうか、電子レンジでチンすれば、アッという間にごちそうの出来上がりです。便利なのはありがたい話ですが、ただ、世の中そう甘くはないというか、便利な分だけ短所もあります。
食品添加物、防腐剤等、腸内細菌のバランスからみれば、ゾッ、とするものばかりが含まれています。この点に無関心でいると、腸の健康はなかなか維持できません。
汚染されていない食品を食べるのは当然のことですが、バランス良く食べることも大切です。特に最近の傾向として、焼き肉や油を使った料理が多いようですが、油を高熱で処理すると過酸化脂質(活性酸素を増やす元)に変わってしまい、それが腸内細菌のバランスを崩す原因となってしまいます。
肉食に偏り過ぎず、野菜をたくさん食べましょう。
また、冷たい物を食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、お腹が冷えます。腸内温度が下がりますと腸内細菌のバランスが乱れ、一気に悪玉菌の天下となってしまいます。私はビールを飲みながらいつも温かいスープなどを一緒に飲むようにしています。これが非常に宜しいようで、快適な腸内環境を今のところ維持しています。
★ 環境について
ストレスの多い環境に暮らしていると、腸の蠕動運動のリズムが変わり、善玉菌が減少し、雑菌が増殖します。ストレスに関することを書き始めると、このスペースに納まり切れませんので、ここでは省略しますが、腸内細菌のバランスに関していえば最も重要な要因です。
★ 薬品について
下剤、解熱剤など、ほとんどの薬品が小腸の乳酸桿菌を傷つけてしまいます。特に、抗生物質を利用した後はダメージがひどく、腸内細菌のバランスが著しく乱れ、善玉菌の数が極度に減少しますから要注意です。
抗生物質を利用した後は積極的にビフィズス菌や乳酸菌を取るようにして、速やかに元の状態に戻す必要があります。
善玉菌がいない腸の状態とは、戦のためにすべての兵隊さんが自国を空にして他国へ出払っているのに等しい状態です。もし、その時に敵が攻撃してきたらひとたまりもありません。「アア、考えただけでもゾッとします」
■◇■ 善玉菌を増やす工夫 ■◇■
0才から2才位まで
母乳で育てている場合は比較的安心していられますが、粉ミルク、牛乳等を利用しているお子さんは下痢をしやすいことからも想像していただけるように、腸内細菌のバランスを整えるのがむずかしいようです。
ですから、ちょっとした工夫が何か必要なようです。誕生初日からでも安心して利用できる「乳酸菌生成物質」はお薦めの一品です。
3才〜大人
(1)納豆、ヨーグルト、みそ、などの発酵食品をたくさん食べる。
(2)砂糖の替わりにオリゴ糖を利用する。
(3)活きたビフィズス菌や乳酸菌を飲む。
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