<<< 空腹感は最高の幸せ >>>
今の世の中、食べることには誰もが重点をおきますが、食べないことの重要性、つまり、空腹の必要性にはあまり関心がないようです。
飽食の時代に生きる我々にとって、空腹感は、食べることで得られる栄養以上に、今や、大切な
元気の源(みなもと)となりつつあるようです。
「ガン」という病気を漢字にしますと「癌」と書きます。「やまいだれ」の中に、口という字が3つです。この病気は口という字からイメージして、どうやら食べることと関係がありそうです。
本来、人間に口は1つで良さそうなものですが、よりによって3つもあるということは、癌が食べ過ぎの結果に起こる病気ではないだろうかと、その漢字を考案されたその当時の人たちの鋭い洞察の目が伺える・・・なんちゃって。
腹八分目が良いといわれていますが、腹12分目位を、毎日、食べているのが我々ですから・・・
断食で肝臓癌を克服したという人を私は知っていますが、食べないことにより身体の排泄能力を高め、自然治癒力を高めて病気を治すという方法に、現代人が忘れていた何かを感じました。確か、二十歳頃の頃でした。
もし仮に、あなたが何かの病気にかかり、そこから開放されたいと思ったら、まず次ぎのことを確認してみてください。
●1日の内でどのくらい時間、空腹を感じているのでしょうか?
仮に、まったくお腹が空かないような状況でいるとしたら、正直に申し上げ、あなたの病気の回復はあまり期待できません。
最低でも、朝御飯前に1時間位、昼御飯前に1時間位、夕御飯前に1時間位、「お腹が空いたな〜」という空腹感を感じてこそ、我々の体は健康へと向かうのです。どんなにすばらしい治療を受けても空腹がやってこなければ、自然治癒力は働きにくいと言えるでしょうか?
●どうして空腹が健康回復に必要なの?
「なぜ、あなたは食べるのですか?」と質問されたら、
「栄養を採るために・・・」と、答えるでしょうね。
食べることには栄養を補給するという大切な要素が含まれており、生命活動を維持してゆく上でなくてはならない大切な行為だからです。これが食べることの利点です。
しかし、物事には必ず長所があれば欠点があり、食べることによる短所というものがあります。
食べるという行為そのものもには、食物からエネルギーを吸収するという生命活動にとっては大切な意味が含まれていますが、それと同時に、食べることにより大量のエネルギーを消化、吸収、排泄のために使用しなければなりませんから、相当量のエネルギーを消耗しなければならないということでもあります。
この事実に気づくことができれば、食べることでエネルギーを補給する。
でも同時に、食べることで、内臓回復のためエネルギーを消費する。
という食べることの二面性が理解されます。
食べることによって、確実に、食べた物を消化するために働かなければならない内臓、特に消化器官は疲れるのです。疲れたら休ませてあげなければなりませんが、疲れが完全に取りきれないうちに再び胃へ食べ物が入ってきたらどうでしょうか。
「少しは休ませてくださいよ。旦那さん・・・」なんて、ブツブツ言いながらも、疲れた細胞にむち打ってでも、胃は再び働き始めなければならないのです。
逆に、空腹を感じられたということは、消化器官を中心とする内臓全体の休憩が一通り終わり、「いつでも食べ物よ、いらっしゃい」と、内臓が言っているようなものなのですから、どうぞお召し上がりください。
空腹の時間が長ければ長いほど、内臓は深く休息していることになり、その分だけ自然治癒力は高まり、本来なら、なかなか治らないような症状でも嘘のように回復するのです。
ここを狙ったのが断食療法です。 ただし、断食療法には危険が伴いますから、あまりお勧めたくはありません。
●どうして空腹が健康回復に必要なの? 自然治癒力は空腹時に最も高まる!
自然治癒力は空腹時に最も高まるという智恵を、人間以外の動物は皆、本能的に知っているようです。
ですから、動物が病気になった場合・・・ 「栄養を取らなければ・・・」という考えから 「本当は食べたくないのにな〜」なんて、思いながらも、いやいや食べているということはまずありません。 ネコちゃんでも、ワンちゃんでも、病気のときは食べません。
その点、人間社会は、とっても不思議ですよ??? 腹が減らないのに、3度3度食べるようにと医師に言われたから、とにかく食べているとか、この病気は栄養をたくさん取らないと治らないと言われたから、本当はあまり食べたくないけれど、仕方なく食べているとか・・・
今の時代は食物が豊富ですから、まず栄養不足になるような心配はありません。少し位なら食べなくてもそれが原因で死んでしまうようなことはないでしょう。
むしろ、食べ過ぎによる弊害の方が心配されます。少し勇気をだして、本当にお腹が減るまで待ってみましょう。お腹が減らないのに頭で考えて食べるのはやめましょう。
食べることから得られる栄養以上に、あなたの体がいま要求しているのは、食べないことから得られる 内臓の休憩 なのではないでしょうか。
耳よりな話.1
睡眠時間は内臓の疲れ具合に比例します。あの人より私の方が小食だというような人との比較ではなく、自分の消化能力を100とした場合、腹12分目の人は腹8分目の人より、たくさん寝なければならないようです。
睡眠には、脳が休む要素と内臓が休む要素と、二つの意味が含まれています。自分の消化能力に対してたくさん食べている人は、それだけ内臓が疲れますから、それだけたくさん寝る必要があるというわけです。
脳が1日の休養のために必要な睡眠時間は3〜4時間と言われていますから、最低それだけを寝ればどうにか生活できるわけですが、内臓の疲れ具合を考慮すると、それでは足りなくなるということでしょう。
いくら寝ても、まだまだ眠いということでしたら、少し食べ過ぎの傾向にあるのではないだろうかと、そんな疑問を持たれても宜しいのではないでしょうか。
この時も、あの人より食べてはいないのだけれど・・・と、他人との比較や、いつも私はご飯茶碗で2杯だから・・・というような過去との比較ではなく、現時点でのあなたの消化能力に対してどのくらい食べているのか、あくまで主観的立場からの問いかけです。
お薦め実験
次回、カゼを引きそうになったら、次のことを確かめてください。
朝起きたら、いきなりカゼを引いていた。ということも希にはあるかもしれますせんが、たいていの場合は、何となくカゼを引きそうだ〜〜と感じ後に、徐々に本格的に引いてゆきます。
たいていは夕方位から、身体の芯がゾクゾクし、寒気が走るような、喉の辺りに異常を感じるような、鼻の奥に違和感を感じるような・・・ たぶん、その人なりのカゼの引き方の導入パターンを持っているはずです。
その導入パターンを感じ始めたときに、つまり「このままではカゼを引くだろうな〜」と感じられたら、その時から寝るまでの間、勇気を持って水分以外は何も取らないようにしてください。たとえ腹が減っても我慢して寝てしまうのです。
この時大切なことは、「カゼを引きそうだから、とにかく栄養だ!」なんてことを考えないで、内臓に負担を掛けないことだけを心掛け、腹が減っても寝てしまうのです。もし、空腹感により寝られなければ、体温と同じ温度の白湯を飲むと空腹感が和らぎます。
次の日、朝、起きてビックリしますよ。
「あれ、いつもだったらこんな具合では済まされなかったはずなのに・・・」と、そんな不思議体験を味わえるでしょう。
もうすでに、大カゼを引いてしまって寝込んでいるとしたら、その時には、「早くカゼを治さなければ・・・ そのためには、とにかく栄養が一番だ」なんて考えないで、内臓を休ませてあげるつもりで腹が減っても1食くらいは抜いてみてください。
一食なんて、ケチなことを言わないで、1日でも結構です。そうすることで回復のペースが、驚嘆するほど加速されます。
カゼを引いて熱が出ている時などは、モノを食べると熱は下がりにくいものです。タンが増えたり、鼻水が出たり、不愉快な状況も増えてしまうでしょう。
耳よりな話.2
受験シーズンも間近になると心配されるのはインフルエンザです。せっかく一年間しっかりと準備してきたというのに、もし試験当日、不運にもカゼを引いて39度台の熱がでてしまったら・・・
考えただけでも、ゾッとしますよね。
栄養をたくさんとっていた方がカゼに対して強いような気がしますが、食べることで内臓が疲れてしまうようですと、逆に、カゼに負けやすい状況になってしまうかもしれませんから、この辺を特にご注意してください。
原則的には、夜食は必要ありません。
もし、栄養補給を考えるのなら、夜遅くではなく、夜食の分を、朝ご飯の時にでも・・・
栄養をとることが悪いと言っているのではありませんから、誤解なさらないでください。
腹八分目、いや大事をとるなら腹7分目でもいいですから、とにかく少ない量で、豊富な栄養がとれるような食事メニューを工夫してみてください。
空腹感を感じている時間が多ければ多いだけ、カゼの菌に対しては抵抗力が生まれます。余談かもしれませんが、ビタミンCのサプリメントをどこか近くの薬局で買ってきて、飲むのもカゼ対策には有効です。受験成功を心より祈ります。
体験談報告
空腹を味わっていたら、健康状態がアップしました。
ある女性より
今現在、小野先生には治療等、お世話になってから半年が経過しました。 以前、気の学校 NO.49「無駄な努力」というページに 体験話しを載せて頂きましてから3〜4ヶ月が過ぎたというところでしょうか?
おもしろ健康情報100選 NO.34の「味覚異常」で 先生がその方にアドバイスなさった言葉に、とても感じるところがあり
・よく味わって食べよう と思い
それから、おもしろ健康情報100選 NO.14「空腹と健康」も 読ませていただき
・本当に おなかが空いたときに
・食べたいものを食べよう ということを始めました。
と言うと 決心も固く!みたいですけど 全然そんな事も考えず 最初に「おなかが空いた〜」と ちゃんと感じられた後は 自分でも信じられないくらい 自然に進んで行きました。
学校で授業中「おなか減ったな〜・・」で気もそぞろ という経験が何度もあったわたしは 最近そういえば 無かったよね〜 そういうの・・と今の自分にとてもビックリしました。
で、空腹感を感じられるまで 何も食べずにいてみようと 試みたんです。
あれ〜?感じない・・ 感じないで お昼も過ぎ あれよという間に もう夕ご飯の仕度という時間になりました。作っているときはペコペコに近い感じで さあ ご飯!という時にはもう あ〜ご飯が食べられるのねえ〜 なんて嬉しくなっていました。
手を合わせて頭も下げて「いただきまあす!」なんて ニコニコものでした。(最近は 一番下の息子が 真似するようになりました)
それで 食べ物を ゆっくり味わおうと思いながら頂いたんです。そうすると 自然によく噛むことになって 1度に口に運ぶ量も減ります 多いと口全体で味わうのは大変ですもんね。 食事中は もう ただ ただ 「あ〜おいしいわね〜!」って感じながら、そのとき食卓に並んでいるものの中で 自然と箸が向くもの(食べたいもの)を頂きます。
・・・そんな風に 食事をしていると 実際に食べる量は少なくなりますが その代わりに おなかも気持ちも満足感でいっぱいになります。
おかげさまで 今は 食べることがとても楽しく、「食べ物」に対する感謝の気持ちも 感じられるようになってきた気がして ほんとうに ありがたいことだと思っています。
わたしがこの半年 食べることに関してした事と言えば「おなかが空いた時に 食べたいものを よく噛んで頂く」という事。その日によって 体調によって 違うので 毎日同じ様にならないのが普通になりました。
しなかった事は 「我慢、努力、頑張ること」ですかねえ・。(ほんとうなんです・・)
先日 久しぶりに美容院に行ったところ「また痩せたー!! 頑張ってるねえ」と言われ「それがさ〜頑張ってないんだよねえ」って 笑ってしまうしかありませんでした。
それくらい わたし自身に 何かを自分でしたんだと言う自覚がないまま 今に至ったのですが 体重の減少についてのご報告をさせていただくと 半年間で23キロ減という事になりました。
「あなた 病気なんじゃないの?」なんて 冗談ぽく おっしゃった方もいらっしゃいますが、ちゃんと生理も来ますし 西洋医学のお医者さんに採血されちゃいましたが 異常がなくむしろ、健康状態が今までより改善されているところが多かったそうで驚いていました。(???)
これらが わたしが今まで経験した事です。
「味覚異常」を読んでわたしが感じられたことに それからその方のご経験にも 心から感謝をしています。助けていただいたんだなあと思っています。
本当にありがとうございました。
匿名で ホントよかったです。
なぜなら どう見ても 今までのわたしは「スリムな人」ではなかったからです。
それではこの辺で 失礼します。ありがとうございます。
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