「鉄が錆びるのはわかるけど、われわれ人が錆ぴるなんてね〜・・・」
おそらく皆さんは、そう思うでしょう。
無理もありませんよね。手足をこすれぱアカは出てきても、錆なんて出てきませんから。
しかしヒトの身体も錆びるんですよ。
ピカピカだった鉄がいつのまにか酸化して赤みを帯ぴ、ついにはボロボロになってしまう。このことに対して皆さんは決していいイメージを持っていないでしょう。実はそれが「人が錆ぴる」ということを理解する重要な手がかりとなるのです。そうです。錆ぴるとは悪い状態になることを言うのです。
錆びるとは、金属が酸化してその表面に錆びが生じることをいいますが、ヒトの身体が酸化して悪い状態になることも錆びるには違いないのです。
生きてゆくのに欠かせない「あの酸素」が私達の身体も錆びさせてしまうのです。これは実に困った話といえます。
毎日吸っている酸素で自分の身体が錆ぴるのでは、今さら酸素が身体に悪いといわれても正直のところ困りますよね。 でもご安心ください。予防法はいくらでもあります。
本来、酸素は決して悪いものではありません。 ただ、体内にとり入れられた酸素が毒性の強い物質、つまり「悪者」に変わってしまうことに問題があるのです。悪者に変身した酸素のことを活性酸素と世間では呼んでいます。
■◇■ 病気の約90%が錆びが原因 ■◇■
脳卒中、糖尿病、心筋梗塞、狭心症、ガンなどの成人病も錆びによって引き起こされます。また、胃潰瘍、胃炎、肝炎、白内障、痛風などの病気も、実は錆ぴが原因であったことが最近になって明らかにされました。要するに、体内で錆びをまき散らす「悪者」が 万病の元といえるわけです。
ガンは細胞分裂の異常によって起こる病気です。その異常の原因を究明するために今まで多くの医者や学者が懸命に努力をしてきました。ウイルス説や化学物質説が唱えられていますが、いずれも説得力不足です。今日ではガンは活性酸素が原因だったとの説が注目を集めています。
活性酸素が身体の中に増えてくると・・・
「最近、シミ、ソバカスが増えてきたような気がする〜」なんて、鏡の前でブツブツとつぶやいているあなた、それは活性酸素が増えてきた証拠ですから気をつけましょう。
身体にほくろが沢山できるのも活性酸と関係あるかもしれませんよ。疲れやすいというのも、何となく身体がだるいのも要注意です。
活性酸素から身を守ろう
★ ビタミンE、Cの助けを借りよう!
生体膜に待機することのできるピタミンEは、体内に活性酸素が発生した場合に、ピタミンE自身が持っている自らの電子を他人である活性酸素に与え、活性酸素を身体に無害な別の物質に変化させます。
ただし残念ながら、針を一本しか持っていない「ハチ」のように、この作業は一回限りしか行うことができません。
そこで登場するのがビタミンCです。ビタミンCは電子を失ったビタミンEに再び電子を与え、ビタミンEを立ち直らせることができるのです。ビタミンってすごいでしょう。
★ 「まずい! もう一杯」の野菜ジュース!
なぜ、植物にβカロチンが含まれているのでしょうか? ここに一つのポイントがあります。植物は太陽、つまり紫外線を毎日、大量に浴ぴていますから、紫外線によって発生する活性酸素から身を守るために自力でβカロチンを生産しています。
我々は植物のようにβカロチンを生産することができませんが、野菜を食べることによりβカロチンを摂取します。
βカロチンの摂取量が多い人ほど長生きするとの報告がありますが、緑黄色野菜のジュースを飲む習慣というのは実にいいことなのです。「マズイな〜」なんて言わないで、飲んり食べたりしてくださいね。
★ ミネラルの助けを借りよう!
ミネラルとは、カルシウム、マンガン、鉄、亜鉛、銅などの鉱物質の栄養素のことですが、対活性酸素ということではセレニウムが最も重要なミネラルです。これがたくさん含まれている食物は、牛レパー、タラ・ロブスターなどです。
他のミネラルもセレニウム同様、活性酸素の攻撃から身を守るために働いてくれます。くれぐれもミネラル不足にならないように気をつけましょう。
★ 驚異のホルモン、メラトニンに助けてもらおう
最近よくメラトニンに関する話題を耳にしますが、これは眉間の奥にある松果体という器官から分泌されるホルモンのことです。
このホルモンに関する研究はまだ始まったばかりということで、メラトニンがどのような役割をするのか、不明な点がたくさんあるようですが、このホルモンは活性酸素を除去することに極めて優れているという特徴があります。
★ 酸化還元電位の低い「水」を飲む
錆びること、すなわち、酸化ですが、その反対は「還元」ですね。理科の授業みたいですが、還元水とは、還元力の強い「水」のことです。この「水」を飲むと、身体がサビから守られることになります。
●ちょっとした耳寄りな話●
卵にはタンパク質のみならず、マンガン、銅、亜鉛、セレニウム、鉄といったミネラルも豊富に含まれています。また、ビタミンEも活性酸素の除去には重要ですが、それが豊富なのも卵の優れている点です。
なおいえば、卵白に含まれているタンパク質アルブミンは活性酸素の働きを抑える力を持っています。
ともかく、「卵を毎日食べるとコレステロールが溜まって成人病になる」
これは大嘘で、「卵を毎日食べると活性酸素を除去することができ成人病にかかりにくくなる」
こちらが正解です。
ただし、今現在スーパーなどで売られている安い卵
は、鶏が窮屈な檻の中で飼育されていることが多いですからあまりお薦めしません。それに比べ、放し飼いの鶏の卵は、のびのびとした環境で育った鶏が産む卵ですから、少々値段が高くてもこちらを選んでください。
付録
どうして身体が錆びるのか?
★ オゾン層の破壊
オゾン層の破壊で有害な紫外線をカットすることができなくなり、紫外線を受けた肌には活性酸素が多く発生し、シミやソパカスだらけになる他、皮膚ガンにもなりやすくなります。ゴムホースが紫外線でボロボロになってしまうように、私達の肌も紫外線の脅威にいつもさらされています。
★ 大気汚染
最近、花粉症やアトピー性皮膚炎などで悩む人が多いようですが、これは窒素酸化物による大気汚染の影響が大です。窒素酸化物は肌や体内に活性酸素を発生させますから、これが原因で様々なトラブルに発展します。
★ 食物汚染
食品添加物は人工的につくられた化学物質です。我々の身体にとっては不法侵入者ともいえるものばかりです。体内にそんな食品添加物が侵入してくるとこれを処理しようと薬物代謝酵素が働くわけですが、この醇素が食品添加物を処理する際に活性酸素が発生してしまうのです。食晶添加物が体内にたくさんとり入れられれば、それだけ活性酸素も増えてしまうということになります。
★ レントゲン撮影
人体に一度に大量の放射線を照射すると細胞の核の中にある遺伝子に活性酸素が発生し、その結果、ガンが発生するといわれています。むろん、レントゲン撮影の場合、我々が浴ぴる放射線の量は微々たるものですから、遺伝子の破壊につながることはまずありえませんが、遺伝子を傷つけてしまう危険性は大いに考えられます。
ある調査によれぱ、胸部のレントゲン撮影では一日半、腹部の透視では一年半、寿命が短縮されるそうです。
★ 偏食
食べることにおいては食品汚染以外にも注意しなければならない点があります。それは、食品によって人体に活性酸素を異常に発生させてしまうものがあるからです。特に脂肪には気をつけましょう。
- 脂肪の中でも不飽和脂肪酸は非常に錆びやすい脂質です。したがって、活性酸素にとっての格好の餌食といえるわけです。特にアトピーさんはここがポイントです。
★ 電磁波
電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、CD、ラジカセ、FAX、ファミコン、パソコンなど、我々現代人の生活はこれら家電品によって支えられていますが、そうした家電品から放射される電磁波もまた、我々に有害な毒素をまき散らしているのです。ちなみに、家電品で最も危険なのは電子レンジだといわれています。電子レンジを便用する際は加熱が終了するまで、できるだけ離れた場所にいたいものです。
★ お酒の飲み過ぎ
肝臓にとって、エチルアルコールははっきり言って迷惑な存在です。肝臓は一生懸命に解毒作用をしますが、食品添加物のところで触れたように、解毒作用をすることで活性酸素が発生してしまいます。
★ 激しい運動
- 過激なスポーツは、活性酸素のもとになる酸素を多く体内にとり込むこととなり、決して身体にいいものではないようです。
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