「あなたは、どうして、食べるのですか?」と尋ねられ・・・
「はい、身体の健康の為に・・・」 「身体を養うために・・・ とお答えになられたとしたら・・
学校の成績ではありませんが、あなたの得点は、まあ、だいたい50点くらいでしょうか?
それでは、「腹が減ったから・・・」と、藪から棒に応えた人がいたとしたら・・・
世間では、あまり評価されないタイプの答えですが・・・
私は、その人に、80点くらいあげたい気持ちになりますよ。
では、100点満点を採るには・・・
あまりにも単刀直入で申し訳ないようですが、「おいしいものを食べていると、とても幸せを感じるから・・・」と答えて欲しいな〜と思います。
今の時代はとにかく不思議な時代です。
何の目的の為に、人がものを食べているのか、良く分からなくなってしまった時代です。
「とくかく、何かを食べておかないと、不安だから・・・」 と、このような答えをする人が意外と多い世の中です。
不思議! 不思議! なんとも不思議!
もし仮に、あなたがそう答えそうな心境でいたとしたら、ここが健康か、それとも、病気かの分かれ道になりそうですから・・ くれぐれもご用心を!!
食べたくないのに、なぜ、人は食べるのでしょうか?
たとえば、風邪を引いたとき、誰もが口にすることは・・・
「栄養をたくさん採って、早く寝なさい!」 ですよね。
「早く寝なさい!」までは良いのですが、「栄養を・・・」 とは余分なことかもしれませんよ。
私なら、「何も食べないで、早く寝なさい!」って言っちゃいますよ。
ところで、身体の不調の時に、ものを食べる動物って、人間くらいなものですよ。
他の動物は一切何も食べないで、ただ、静かに寝ているだけかもしれません。
たとえば、風邪を引いた時を想像してください。
本当に何を食べたくなるような体調になっているのでしょうか?
風邪を引いて苦しいときに、お腹が減っていると、あなたはそう感じますか?
私の一人娘は5才になりましたが、いままで一度も病院へ行ったことがありません。これが親ばかの自慢だと思っていただければと思いますが、その子を見ていて、身体というものは実にシンプルに出来ているのだと、改めて感動させられます。
たとえば、彼女が風邪を引きそうになるときは、その直前から、何も食べなくなります。ここで普通の親なら「もっと食べなさい!」と脇から一言、必ず、言葉が入るのですが・・・
なんせ、私たち夫婦は変わり者ですから、何も食べない彼女を見ていると、「いよ、またまた身体の調整が始まったな!」と嬉しさを感じながら、彼女の様子を見ています。
こどもは実に素直です。
身体の為に、健康の為に、なんてことから、無理に食べることなんか、絶対しないのです。
身体のためにと、食べたくもないのに食べているのは、私たち大人達だけのようです。
身体というものは、私たちの頭より、ずっと、ずっと賢くできているようです。ですから、頭で、身体の事をいちいち考えなくても、必要な時には必要なものを食べたくなるようになっている。この感覚が、自然に私たちの身体には備わっています。 神が寸分の狂いもなく造ったと言われる、この身体なのです。
まず、自分自身の身体を信じてください。
そして、身体の欲求に従い、身体が本当に何かを食べたい! と感じるまで、待ってみていただけませんでしょうか? 初めは、不安だと思いますが・・・
おいしいな〜 と感じながら食べたとき、その食べ物は、身体(肉体)のみならず、気の身体にも栄養として運ばれます。もちろん、心の栄養にもなるのです。
人は何でものを食べるののでしょうか?
おいしいな〜 と幸せを感じているときは、その食べ物を与えてくれた大自然に対して、生かされていることのありがたさを感じられ貴重な瞬間であるようです。私たちの一人ひとりが宇宙の中の一つの存在物として、生かされているということを感じられるチャンスが食事なのです。
このチャンスを逃していると、人は病気になってしまうのです。と言っても決して過言ではなさそうな気がします。
おいしいから食べる。おいしいからありがたいと感じる。おいしい物をおいしく食べて、人は病気になるでしょうか?
「はい、偏食により、人は病気になるでしょう!」と、反論は覚悟しています。
ただ、今の常識とは違う、何かにも気づいて欲しいと思います。
消化 という字の「化」は物を他の物に変えることを言います。
例えば、牛乳を提供してくれる牛さんが・・・草だけ食べていて、病気になるでしょうか?
コアラさんが、ユーカリの葉以外の食べ物を、タンパク質を採らなければと思って食べるでしょうか?
牛さんは草だけ食べても、その食べた草を他のものに変える消化力があるのです。
人が1日に30品目を食べないと健康には良くない! という考え方も理に適った真理なのでしょうか?
ある人には役立つかもしれませんが、その知識により、本来の身体の爽快感を損ねている人がいることもあるようですよ。
私の友達の気功師さんは、3度の食事が山芋です。朝から晩まっで山芋です。彼は、山芋を食べていると幸せなのだそうです。でも、非常に元気です。誰が見ても、栄養不足には見えないようです。
牛さんが草を食べても、タンパク質を身体の中で合成したり、脂肪を造ったりするように、私たち人も本来は、消化の「化」を重視していた時代もあったはずだと思うのです。
おいしいものだけをおいしく食べていて、それで健康になれなければ・・・
そこには、問題あり! と言えるでしょう。
健康のために、おいしくない物を食べていても、本当に、それは健康にならないばかりか、身体感覚をどんどん鈍くすることになる。ということも、いつか気づいていただければと思います。
おいしい物をおいしく食べて、それで健康そのものでいられる! このときにこそ、真の健康、真の幸せがあるように思います。
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